頭痛の種類
頭痛の種類
片頭痛
片頭痛は言葉が有名ですが、診断は意外に難しい場合が多いです。
教科書的には、頭痛が生じる前にギザギザとした光や虹色の模様などが見えるといった閃輝暗点といった前駆症状や、気圧が不安定なときや生理のときなどに頭痛が生じることが多いです。また、コーヒーやアルコール、寝不足なども片頭痛の誘引になることがあります。
症状としては、目の奥がズキズキとした頭痛を指摘されることが多いですが、実際は異なる場合も多いです。
長年の頭痛に悩んでいる方で、後頭部の締め付けられる痛みや、肩までつながるような痛みは片頭痛であることがあります。しかし、簡単に診断できないです。もし、当院に来院する際に頭痛があるようでしたら、ワンタブテストで診断しています。ワンタブテストに関してはこちら
片頭痛の原因は三叉神経説や血管説などありますが、当院ではわかりやすいように発作という言葉でご説明しています。片頭痛には発作を収める薬(いわゆる痛いときに飲む薬、頓用薬)と頭痛があってもなくても飲む薬(予防薬)があります。
頓用薬として主軸になるのはトリプタン製剤です。トリプタン製剤にもいくつか種類があり、強さと副作用が異なります。こちらを説明しますので、色々と試してみて良いものを探すのが重要です。
予防薬としては、ロメリジンが最も副作用が少なく有効である方が多いです。
しかし、頭痛回数があまりにも多い場合は、少しお高いですが抗CGRP抗体の注射がおすすめです。

当院は院外処方のクリニックですが、一部片頭痛の薬は早くお薬を飲んで頂き楽になってもらうために
院内処方
で対応しております。
緊張型頭痛
いわゆる肩こり頭痛です。頭の周囲の筋肉が筋肉痛になることによって生じます。疲れているときなどに生じやすい頭痛です。
症状としては頭全体が締め付けられるように痛くなったり、頭の後ろが重く痛いなどの症状が代表的です。
肩こり体操やストレッチ、投薬などで頭痛をコントロールしていきましょう。
緊張型頭痛と診断されていて長く続いた頭痛の方は、片頭痛の可能性もあります。
神経痛・帯状疱疹
神経痛は突然のズキンとなるような痛みが数秒生じて、その後に痛みが消えるといった症状を繰り返す病気です。
薬剤が有効でないことも多いのですが、どうしても症状が辛い場合はブロック注射で症状が軽快する可能性があります。
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスが皮膚の神経に痛みを起こす病気です。帯状疱疹は神経痛と同じような痛みではありますが、皮膚症状も伴ってきます。抗ウイルス薬を使用する必要がありますので、症状をみながら相談していきましょう。
群発頭痛
非常に強い頭痛が片側の目の周りからこめかみ辺りに出現し、15分から3時間程度で無くなります。同時に目が充血したり、涙が出たり、鼻がつまったり、鼻水が出たりします。あまりにも強い痛みのため、のたうち回る方もいます。発作は2日に1回から1日に何回も起きることもあります。
治療に関しては、片頭痛と同じような治療が有効な場合があります。また、時には眼窩上神経ブロックなどのブロック注射を併用しての疼痛コントロールも有効です。症状を見ながら治療を相談していきましょう。
脳脊髄液漏出症
主に交通事故や外傷などで体に強い衝撃が体に加わったあとから、脳の中にある脳脊髄液という液体が漏れてしまうことにより生じる頭痛です。特徴的には寝ていると楽で、歩行すると頭痛が悪化するという問診です。
この病気の特徴は、他院で脳の検査をして問題ないと言われても、この病名は当てはまることがあるという点です。
また、交通事故や外傷がかなり昔だと、患者さん本人も覚えておらず、問診でよく聞き出さないとわからないこともあります。
当院では、この病気を少しでも診断→治療につなげたいと思っております。他院でわからない頭痛でお困りの方は、一度受診を検討ください。
片頭痛でいろいろな薬を飲んだけれど頭痛が良くならない方は、この頭痛である可能性があります。
2次性頭痛
頭の病気が生じて頭痛が起きることをいいます。画像検査は2次性頭痛を診断するために行います。2次性頭痛に対して安易に痛み止めのみで対応すると、さらに症状が悪化する可能性があります。
代表的なものがくも膜下出血です。また、動脈解離でも頭痛が生じます。
くも膜下出血
ハンマーで殴られたような頭痛という表現が有名ですが、実際はそれほど強くない頭痛であったり、嘔吐で生じたりすることもあります。動脈瘤が破裂して、くも膜に出血するパターンが多いです。
くも膜下出血はとても有名な病気で、命に関わる病気です。迅速に診断して、治療を受けましょう。
治療に関しては、周囲の圏央病院、美原総合病院、所沢中央病院、埼玉石心会病院と連携をとっておりますので、患者さんと相談しながら迅速に治療が受けられるように手配いたします。
動脈解離
椎骨動脈が有名ですが、頭の中の動脈が自然に損傷して頭痛を生じることがあります。こちらもパチンという音を伴って頭痛を生じる特徴があります。画像検査で診断して、治療を相談しましょう。
緑内障
目の圧が上がることにより頭痛を生じます。
副鼻腔炎
鼻の奥の副鼻腔や前頭洞というスペースにバイキンが入り込んで頭痛を起こすことがあります。抗生物質が有効なことがあります。


