血圧が高い・心臓が悪い、血糖値が高い
血圧が高い・心臓が悪い、血糖値が高い
血圧が高いまま放置されて生活していると、様々な病気の原因になります。例えば、脳出血になる患者さんの数はここ30年で非常に減少しておりますが。これは血圧管理が良くなったからと言われています。
血圧の薬は飲んでも現状では何かよくなるわけではありませんが、脳卒中や心筋梗塞、動脈硬化などの様々な病気の予防になります。未来の健康な自分への投資と考えて、一緒に血圧を管理していきましょう。
当院では将来的にスマートフォンを用いた血圧データ送信による総合的な血圧管理を考えています。
心臓疾患・血糖値に関しては、前院長の波多野淑弘前院長からの治療を踏襲して行わせていただきます。
当院はCT、レントゲン検査、心電図、心臓エコーを完備しておりますので、これらを用いて総合的に心臓を評価し、治療していきます。
特に心房細動と言われる不整脈は70歳以上の方の3割に発症すると言われています。脳梗塞の原因の1/3は心房細動が原因です。
また、心房細動による脳梗塞は大きな脳梗塞になることが多く、致死的になる可能性があります。心房細動はアブレーションというカテーテル治療にて根本的に治す方法もありますが、一般的には抗凝固薬という薬を内服して脳梗塞の予防をします。
抗凝固薬には古い薬としては納豆を食べては行けないと言われていたワーファリンという薬があります。ワーファリンはその効果を評価するために、定期的な採血が必要です。また、新しい薬として1日1~2回の内服で脳梗塞を予防できるDOACと呼ばれる薬があります。
DOACは定期的な採血が不要で、納豆も食べてよいという利点があります。
糖尿病に関して
特に昨今はGLP1と呼ばれる新しい糖尿病薬が使用できるようになりました。これは痩せる効果もあるようで、患者さんと相談しながら必要なお薬を導入していきたいと思います。