顔面けいれんとは?

顔面けいれんとは、顔の筋肉が無意識に収縮する症状で、特に片側の目の周囲や口元で発生することが多いです。初期段階では軽度のまばたきやピクピクとした動きが見られますが、進行すると顔の広範囲に影響を及ぼすことがあります。

主な症状
まぶたのピクピクした動き(初期症状)
片側の顔面全体に広がるけいれん
ストレスや疲労による症状の悪化
けいれんの頻度が増加し、日常生活に支障をきたす

主な原因

顔面けいれんの原因としては、

脳血管が顔面神経を圧迫 → 神経の異常興奮が起こることによる痙攣が多いです

脳腫瘍が原因で顔面けいれんを起こすこともあります。→頭の中の検査を施行したほうが良いです。

診断方法

顔面けいれんの診断には、

問診(症状の確認、発症時期の特定)

神経学的検査(顔面神経の動きをチェック)

MRI検査(脳血管による神経圧迫の有無を確認)

治療方法

抗痙攣薬などの薬物療法は効果がないことが多いです。

一般的には

ボツリヌス毒素(ボトックス)注射

筋肉の異常な動きを抑え、けいれんを軽減します。リスクが少ないのが良いのですが、効果は3ヶ月前後で切れることが多く、定期的な注射が必要です。当院ではボトックス注射の対応が可能です。一度、診察してからの対応となります。

手術(神経減圧手術)

顔面神経を圧迫している血管を移動させる根本治療です。手術の一部の患者では症状の改善が見られるが、手術リスクも伴う

顔面けいれんでお悩みの方は一度ご相談ください。