検査をせずに頭痛に対して痛み止め
という治療を受けている方をよく見かけます。
潜在的な頭痛患者さんは1000万人近いと言われており、人口の12分の1程度になるのでしょう。この方がすべてにCTやMRI検査をするのは難しく、頭痛と言われても痛み止めを出しておけばいいかなというクリニックの考えはよくわかります。
しかし、脳神経外科として20年に渡って診療をしてきた自分としては、軽症な頭痛であってもくも膜下出血のことがあり、重症な頭痛であっても片頭痛であり内服のみで治ることがあります。重要なこととしては、痛みの強さと病気の重大さは比例しないということです。
脳神経外科学会的にも頭痛時は一度は脳の検査を推奨しております。ご心配な方はぜひご相談ください。